NATSは2学期制(前期・後期)となっており、モータースポーツ科も前期末試験の日程がすべて終了し、後期始業式が行われました。
教育部林教頭、モータースポーツ科金井科長にそれぞれ卒業に向けての心構えや後期の授業への取り組み方などお話いただきました。
モータースポーツ科の学生諸君、残る参戦レースも少なくなってきましたが、フォーミュラ班・ツーリングカー班共に優勝目指して頑張りましょう!!
鈴鹿ではF1日本GP、タイではスーパーGT等、あちこちでレースが行われた昨日の5日(日)に、千葉県袖ケ浦フォレストレースウェイにてEV-GP第5戦も行われました。
この日は台風18号の影響から千葉県も朝から雨に…。コース上も川や池が多く出来る程でしたが、レースはそのまま行われる事になり、午前中に予選が行われました。
予選前には窓のくもり止めや撥水対策を行い、更には雨用のセット変更。タイヤのエア圧やショックの減衰などを確認します。
そして金井先生が予選開始!!
バッテリー温存の為、アタック1周のみのスーパーラップに入ります。がしかし思っていた雨量よりも若干多く、ハイグリップのSタイヤでトライした事が裏目に出てしまい、各所でハイドロプレーニング現象により、あまりタイムを縮める事が出来ず、最終的には3番手となりました。
走行終了後は即充電し、決勝レースへ備えます。普段は50km(21周)のレースですが、今回は55km(23周)ということで、電費を考えた作戦を立てます。またタイヤを排水性の良いラジアルスポーツタイヤへと変更し、ハイドロへの対策も行いました。
そしてグリッドへ手押しでクルマを並べます。いつもの記念撮影ですが、雨なので金井先生は車内からに…(笑)
そして23周で行われる予定でしたが、1周フォーメーションの確認を入れてから22周で争われる事に…。
レース中盤までは前車2台のハイペースな走行に対し、金井先生は終始電費を考え、3番手で様子を伺います。それでも終盤に向かうにつれて3台での熾烈なバトルが繰り広げられました。
ホームストレートでもスリップストリームを使い、ピッタリと前車をマークします。水しぶきを浴びてる様子が良く分かりますね。
そして温存したバッテリーを上手く使い、残り6周でスパートを開始した金井先生は、トップに躍り出て後方を引き離します。他車はバッテリー切れを起こすほどの状況となり、気がつけば2位以下を2周も周回遅れにする独走態勢でチェッカーとなりました!!
これでシリーズ5戦中5戦連続優勝で、最終戦を残し、見事2年連続、3度目のシリーズチャンピオンを決めました!!
11月16日(日)には最終戦が同じ袖ヶ浦で行われます。最後は60kmで争われますので、更に電費向上の秘策を考え、全戦優勝のグランドスラムを達成できるよう頑張りますので、引き続き応援の程よろしくお願いします!!
今回は5月のもてぎ同様、一大会2レースの富士チャンピオンレースに3台体制でチームNATSは挑みました。
20日(土)は、西日本シリーズ第5戦予選・決勝と、東日本シリーズ第6戦(シリーズ最終戦)の予選、21日(日)は東日本の決勝と、非常に慌ただしいレーススケジュールとなりました。
NATSは金曜から富士スピードウェイに入り、5本のテスト走行をしながら、セッティングを煮詰めていきました。
#73号車と#17号車は予選に向け順調にセッティングが進むも、#72号車には突如ブレーキトラブルが発生…。修復作業に時間が取られてしまいます。
そして予選日を迎え、まずは西日本の予選からスタートし、#72はブレーキトラブルの不安を抱えたまま予選に挑む事に。
微妙なフィーリングからタイムが伸び悩み、金井先生は総合8位に…。
#73は西日本のレースと東日本のレースとでドライバーが変更となるため、まずは早野選手がアタック!!テストの時よりもタイムアップをするも総合22位(アルミクラス5位)に。
#17小倉選手もタイムアップして総合23位となりました。
続く東日本の予選に向け、セットアップを各車変更し、更にタイムアップを狙います。
そして東日本の予選。#72の金井先生が再度アタック開始をするも予選順位は西日本同様8位に…。
#73号車は早野選手から倉富選手と変更となりアタック。結果は総合24位(アルミクラス5位)、#17小倉選手総合25位となりました。
各車予選後のメンテナンスを行い、そのまま西日本シリーズ第5戦の決勝に挑みます。
15周で争われた決勝。各車スタートでのジャンプアップもあり、#72金井先生は総合4位入賞。#73早野選手は総合17位(アルミクラス3位表彰台)、#17小倉選手は総合16位となり、それぞれが良い結果となり、翌日の東日本シリーズの決勝へも期待が持てるレースとなりました。
その後はまた各車メンテナンスとセッティング変更に…。またブレーキへの不安解消の為、#72号車は深夜にまで及ぶ作業となりました。
そして日曜日の決勝。各車順調にスタート。各コーナーでバトルが繰り広げられ、熱いレース展開が行われる中、クラッシュによりセーフティーカーが導入されます。クラッシュした車両回収が終わると、レース再開。そこからは我慢のレース展開になっていきます。 そんな中、#73号車は突如エンジンが吹けなくなるトラブルが発生し、急遽Pit-IN。その場でチェックするも特に問題が無く、再スタート。最後まで走り切るも規定周回数が足らず、完走扱いならず…。
#72号車の金井先生も後半ペースダウンしてしまい、総合9位に。#17小倉選手は順位をアップし22位でゴールとなりました。
残るレースは西日本シリーズ第6戦最終戦鈴鹿と、日本一決定戦のもてぎです。トラブルの状況を再確認し、更なる戦闘力アップを目指して頑張りますので、応援の程よろしくお願いします。