カテゴリー別アーカイブ: 授業

サスペンションセッティングで挙動を体感!!

先日行いましたエンジンチューニングに続き、サスペンションセッティングという体感型授業を行いました。
これはNATSサーキットを使用して、ツーリングカー班のJoy耐参戦車両を中心に、車高をUP⇔DOWNと調整する車両2台、ショックアブソーバーの減衰力調整をSOFT⇔HARDと変更する車両2台を用意し、二日間かけて車高、減衰のそれぞれの車両に乗って比較・体感をいたしました。
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金井先生先導のもと、各車8周でドライバー交代をしました。
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先導車両は、一日目はインプレッサ、二日目は以前耐久レースに参戦していたカスタマイズ科6期生製作のカスタムカー『カローラアルティメイト』を使用しての引っ張りとなりました。またPITではサインボードの提示や各コーナーへオフィシャルも設置し、安全にも配慮しました。

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まずは担当車両をそのまま乗り、それぞれのサスペンションの動きを体感していきます。

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午前中にすべてのドライバーが乗ったら、午後からはセッティング変更を行います。車高を上げ下げする班と、減衰の強弱を調整する班に別れ、それぞれ各部チェックとタイヤ交換・給油等も行いました。

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変更が終了したらまた車両に乗り込み、午前と午後のセッティングを乗り比べ、車両のピッチングやローリングの違い等からクルマの挙動を色々と体感いたしました。

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普段のレーシングカーメンテナンスだけでは中々理解しにくい足回りのセッティングについて体感し、学生達も改めてセッティングの重要性を認識していました。
是非とも今後の仕事に役立ててほしいと思います。
モータースポーツ科の皆さん二日間お疲れさまでした!!

エンジンチューニングinNATSサーキット

モータースポーツ科では、レースのないオフシーズンに、様々な体験型実習を行っています。

その一つにこのエンジンチューニングの実習があります。
レース業界・チューニング業界に携わってこられた外部講師もお招きし、エンジンのパワーアップについて勉強します。

まずは基本となるエンジン本体のパワーアップ。レースやチューニングといった業界では当たり前のポート研磨やシリンダーヘッド面研、ピストンやコンロッドの重量合わせなどを行い、チューニングエンジンを製作します。エンジンの分解からスタートし、各部のチェック・清掃から研磨作業・面研作業などを行いました。
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また他のグループは、エンジン制御の『コンピューターチューニング』について学びます。耐久班の使用するVITZを使用して、サブコンと言われるコンピューターにパソコンを繋げて、点火時期や燃料マップなどを調整し、フィーリングやパワーがどれくらい変化するかを馬力試験機や試乗をしてチェックします。
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そしてコンピューターチューンの第2弾として名車『R32型スカイラインGT-R』を使用して、ROMチューニングにてのフィーリングチェックを行いました。
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最近は社外コンピューター等の進化により、あまりメジャーではなくなってきていますが、コンピューター内の基盤にあるROMの書き換えを行い、点火マップや燃料マップの変更からエンジンフィーリング・パワー感がどれだけ変化するかを試乗チェックしました。

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そして最後のグループはターボチャージャーによるパワーアップにチャレンジ。これはR32GT-Rはもちろん、インプレッサやスターレットターボを使用してお手軽ブーストアップをしました!!画像にある直径4mm程の小さい部品に1.2~1.3mm程の穴をあけたオリフィスと呼ばれるパーツを旋盤にて製作し、ターボのアクチュエーターと呼ばれる部品のホースに取付、フィーリングの変化を体感いたしました。中には自分のクルマに取り付ける学生達もおり、普段から通学で使うクルマの変化にビックリしておりました。

また今週はサスペンションセッティングという授業で、体感型の実習が行われます。
車高やスプリングのセッティングを行い・試乗して体感し、またセット変更して試乗して…。
モータースポーツを行うにも、NATSサーキットで普段から出来る『リアル体感型授業』で学ぶのがNATSモータースポーツ科流の授業です。

LSO講習&モータースポーツとバリアフリー

モータースポーツ・ライフ・セービング機構(LSFA)のインストラクター資格を持つ海老原・長岡先生によるLSO講習で、応急救護(セーフティ・マネージメント)の授業です。モータースポーツにおけるレスキュー・救急システムの理解と、適切な医療手当を行なう手法を身につけるため、訓練します。
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最近は、教習所などでも応急救護を訓練しますが、NATSの上級3科(モータースポーツ科、カスタマイズ科、研究科)では、資格取得も兼ねての講習を行っています。手当の際は、ゴム手袋やキューマスク(吹き込み用具)を使用し、様々な感染防止をしてから行います。またC.P.R(心肺蘇生)には体力が必要です。30対2と言われ、心臓マッサージ30回、2回息を吹き込みを5セット行う訓練をします。これが本当に大変です。
DSC_0188 DSC_0190 更に、最近は色々な所に設置が進むAED(自動体外式除細動器)の使用方法についても学びます。S/WをON後はスピーカーから流れる音声に従って器具を扱うだけです「落ち着いて・・ゆっくりでOKです!」
「もし!!」という現場に遭遇した場合、器具の使用方法や適切な対処方法がわかれば人命救助「命を救う」ことが出来るのでは・・・。しっかりと身に付け資格もきっちり取得しましょう!!

そしてLSOに続きモータースポーツとバリアフリーという授業として、『ハンディキャップドライバー』の勅使河原先生に、ハンディキャップの大変な所を色々と説明していただきました。勅使河原先生は、20歳のころにバイクレースで転倒。他車にも巻き込まれ、病院で気がついた時には下半身不随に・・・。それでもレースへの気持ちを諦めず、JAFのA級ライセンスを取得し、NATSモータースポーツ科と共に、レース参戦をしてきました。
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今回は自らが開発にも携わる福祉車両を乗ってきていただき、『障がい者』の為に開発が進む車両についてもご説明していただきました。
電動で車イスを格納できる機構に、学生達もビックリの様でした。
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最後は毎年恒例の車イスタイムトライアル!!普段は気にならないちょっとした段差も車イスではバリア(障壁)に感じ、学生達もあらためて大変さを実感していました!!
「備えあれば憂いなし!!」レースの世界だけではなく、身近なところで「危険が・・!」

しっかり勉強して「社会貢献」・・・もしもの為に必要な技術ですね!!

また9/14~15に行われたスプレンド―レ榛名(クラシックカーラリー)に、勅使河原先生が1962年のアルファロメオで参戦し優勝したそうです。10704069_1468702586745613_2379024693727733983_n
ハンディキャップドライバーでありながら見事ですね。勅使河原先生おめでとうございます!!

暑い夏の最終章「鈴鹿1000km」GOAL!

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2014 SUPER GT第6戦「Suzuka1000km」の決勝レースは12:25スタート。5時間40分の波乱のレースをポール・トゥ・ウインで制したのは、GT500 #36 ペトロナストムスの中嶋一貴選手/ジェームス・ロシター選手)でした。#100レイブリックtaem国光は6位入賞。

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GT300はNATS F-4のホイールで御世話になっているTWS様の#60 TWS BMW Z4の飯田章選手/吉本大樹選手/佐藤晋也選手が優勝しました。3位は NATS講師の荒聖治選手のStudie BMW Z4。

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#0無限CR-Zは8位、#88織戸学選手のマネパ ランボルギーニ GT3は13位でした。

優勝したGT500 #36 ペトロナストムスをサポートした棈松悠真君、近藤 輝君の2名には中嶋一貴選手よりプレゼントをいただきました。そして感激の記念写真です。

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Suzuka1000km 応援ありがとうございました!

 

 

S-GT鈴鹿1000kmいよいよスタート!

12:15分がスタート時刻ですが、スタート前のグリッドをリポートします。
GT500クラス ポールポジション #36ペトロナストムスをサポートする棈松悠真君、近藤 輝君の2名、さすがにポールポジションは人の山。
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8番グリッドはレイブリックTeam国光 #100のプラカードを持つのは鶴田さん。DSC_0162

#19激走板東組をサポートするのは、今回サインボードを担当する馬場脩平君です。

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16番グリッド、織戸学選手の#88マネパ ランボルギーニ GT3をサポートする高橋将人君。

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予選2位#0無限CR-Z GTをサポートするのは須藤翔太君、ホンダCR-Z GTは予選1-2、aprトヨタプリウスが3位とJAFーGTハイブリッドが上位を占めた。

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さて、SUPER GT最長の1000kmのレースを制するのはどのチームか? ご期待下さい!