モータースポーツ科ではレース活動以外に、モノづくりに力を入れています。
その集大成として、NATSオリジナルのF4「NATS001」を製作し、現在もその車両でF4レースに参戦していることはご存知の方も多いと思いますが・・・
今回も学生のモノづくりに対する知識・技術アップのために、工作機械の使い方や溶接機の使用についての授業を行っています。
こちらは旋盤。
サスペンションアームに使用する部品を製作します。
まずは、材料の切り出しからスタートし、面だしや穴あけ、そして次第に複雑な形へとステップアップ。
そして、こちらは溶接。
TIG溶接機を使用してのアルミやスチール、ステンレスといった様々な材質の溶接に挑戦です。
これができるようになれば、様々な部品が自分で作れてしまいます!!
『欲しいものは作る』
これがモータースポーツ科の精神です。
モノづくりの技術を駆使して、どんどんレーシングカーのポテンシャルアップを図っていきたいと思います!!
モータースポーツ科でスポンサーとしてお世話になっている、「SEV」(株式会社ダブリュ・エフ・エヌ)様より、SEV商品の体感会を行っていただきました。
これは毎年授業として行っていただいている体感会で、「SEV」という商品の原理や特性などを、NATSの卒業生でもあるSEVスタッフの吉田様にお願いして説明していただいています。
まずは教室にてSEVの歴史や原理などについてご説明いただきました。
実はSEVって健康グッズがスタートで、その後自動車用の製品開発が行われてきたんです。その為、まずは自分の体で体感してもらうため、ダンベルを用いて体験いたしました。
そして午後からはNATSサーキットにて、自分の車に取付けしての体感会です。
吉田様がお乗りのデモカーには多数のSEV商品が取付けられており、それぞれの効果などについても説明していただきました。
SEVラジエターやSEVボルテージ、SEVダッシュオンなど、様々な商品を取付け・取外しを行い、車両特性の変化を自分の車で体験いたしました。
半信半疑だった学生達も、効果の違いにビックリ!!是非自分の車に装着したいという学生もおりました。
株式会社ダブリュ・エフ・エヌの吉田様、お忙しい所楽しい体感会を有難うございました。
全日本選手権スーパーフォーミュラ第一戦(4月18~19日)が鈴鹿サーキットで開幕しました。
ヨーロッパをベースに世界に展開するF1、アメリカ大陸を中心に展開するインディカーと共に、スーパーフォーミュラはアジア太平洋圏で展開するトップフォーミュラとして、世界の三大フォーミュラの一角を形成している国内最高峰のフォーミュラレースです。
モータースポーツ科の学生3名がメカニック研修として各チーム、またレース企画、運営の研修として日本レースプロモーション(JRP)様に1名参加致しました。
今シーズンから元F-1ドライバー小林可夢偉選手が参戦、また新型SF14マシンの熟成が進み速さと共に、レース本来の醍醐味が増しています。
決勝レースは予選3、5番手のチームトムスの2台が好スタートし、1-2ポジションを確保、レースをリードします。またポール・ポジションスタートの チーム無限 山本尚貴選手はスタートに出遅れ3位でオープニングラップを迎えました。
1-2独走のチームトムスは28周目に#1中嶋選手選手、29周目に#2ロッテラー選手、チーム無限 #16山本尚貴選手も同じタイミングでpit inし、給油・タイヤ交換をしましたが、両チーム共に抜群のピット作業を行い、順位は変らないまま終盤へ。最終ラップ、立て続けに悲劇が発生!!チームトムス1-2は変わらずチェカーを受けたましたが、チーム無限 #16山本尚貴選手はエンジンが突然ブロー。後方から白煙が噴出しデグナー手前にクルマを止めリタイヤ。悔しい開幕戦となってしまいました。
DOCOMO DANDELION #41カーティケヤン選手が3位、日本の最高峰レースで、初めて表彰台を獲得しました。早目のピットインで巻き返す作戦を取った#8小林可夢偉選手は、9位に終わっている。
モータースポーツ科へ進級した学生達の初めてのチャレンジ・ピットクルーでしたが、3日間多くの経験と感動をいただきました。
学生達が自らの”夢”を実現するために、スーパーフォーミュラを主催されているJRP様はじめ、多くのレース関係の方々のご協力をいただきました。「ありがとうございました!」
次回は5月のスーパーGTです。