カテゴリー別アーカイブ: 授業

モータースポーツ科 モノづくりの授業 その1

モータースポーツ科ではレース活動以外に、モノづくりに力を入れています。
その集大成として、NATSオリジナルのF4「NATS001」を製作し、現在もその車両でF4レースに参戦していることはご存知の方も多いと思いますが・・・

今回も学生のモノづくりに対する知識・技術アップのために、工作機械の使い方や溶接機の使用についての授業を行っています。

 

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こちらは旋盤。
サスペンションアームに使用する部品を製作します。
まずは、材料の切り出しからスタートし、面だしや穴あけ、そして次第に複雑な形へとステップアップ。

 

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そして、こちらは溶接。
TIG溶接機を使用してのアルミやスチール、ステンレスといった様々な材質の溶接に挑戦です。

これができるようになれば、様々な部品が自分で作れてしまいます!!
『欲しいものは作る』
これがモータースポーツ科の精神です。
モノづくりの技術を駆使して、どんどんレーシングカーのポテンシャルアップを図っていきたいと思います!!

サスペンションセッティング!!

先日ツーリングカーを使用して、サスペンションセッティングの授業を行いました。
車高の高さやショックアブソーバーの減衰力を調整し、走行性能がどのように変化するかを体感します。
IMG_8094 IMG_8140まずは学生全員が、各車両の状態を確認する為、走行チェックを行います。

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ピットではラップタイムの計測を行い、各ドライバーのタイムを計測しながらサインボードの掲示も行います。

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全員乗った後にセットを変更します。車高を調整するグループ、減衰を調整するグループとそれぞれ変更を行いました。

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そしてセット変更が終了したら、また学生全員が試乗します。車高の違いからロール量の変化や、減衰に対してタイヤの路面の追従性など、難しい所もありましたが、それぞれ変化を体験できました。

レースでは当たり前のように行うサスペンションセッティング。改めて自分達で変化の違いを感じ取り、走行状況に合わせたセッティング方法を理解出来たようです。

エンジンチューニングの授業を行いました!!

モータースポーツ科オフシーズンの恒例授業『エンジンチューニング』が行われました。

この授業は学科で、エンジン本体に行うチューニングやチューニングパーツについて、更にはエンジンを制御するコンピュータのチューニングまで、エンジンのパワーアップについて色々と勉強し、その後は実車で体感します。

今回は3車種にそれぞれチューニングするメニューを用意しました。

一台目は名車R32型のスカイラインGT-Rを用意しました。
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まずはクルマのメンテナンスから。当然チューニングの後は試乗を行うので、オイル交換や足回りチェック、そしてブレーキのエア抜きなども行います。
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パワーアップメニューとしてはブースト圧を制御しているPCMバルブという部品を細工してターボのブーストアップ!!もちろんコンピューターのセッティングも合わなくなるので、チューニングロムが入ったコンピューターに交換します。

そして2台目はスターレット
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こちらの車両にはサブコンと言われる、トラスト社製の『E-MANAGE』を装着し、ノーマルコンピュータ+αのセッティングをする事で、比較的簡単にコンピューターチューンが出来ます。A/F計(空燃比計)と言われる装置も装着し、燃料と空気の割合を見ながらシャシダイでセットアップ方法を確認し、パワーチェックも行いました。

3台目はVitzを使用してのフルコンチューニングを行いました。
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今回はなんとチューニングパーツメーカーHKS様とチューニング雑誌Option様とのコラボレーション企画で、新型の『F-CON Vpro Ver4.0』と言うフルコンについて学びました。実際にHKS様に訪問し、Vproの仕組みから取付け方法を講義していただき、学校ではセッティングのプログラム内容を説明してもらいました。シャシダイでパワーチェックしながら更にセッティングを進め、パワー的にはなんと約20馬力もアップする結果になりました。

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実際に体感するメニューとして、ノーマル状態・セットを変更しての試乗をそれぞれスターレット・GT-Rで行い、Vitzは同じエンジンを搭載をしていると言うことで、チューニングした新型とノーマルの旧型をそれぞれ試乗しパワーアップを体感しました。またトヨタのハイパワーエンジンも体感するのに海老原先生のアリストにも同乗してもらい、日産のRB26とトヨタの2JZをそれぞれ体感してもらったりしました。

学生達も、楽しみながらパワーアップをそれぞれ体感しておりチューニングというものに興味が沸いておりました。

今回のコンピューターセッティングの内容は、2/26発売『Option 4月号』に掲載予定ですので、是非チェックして下さい!!

 

SEV体感会inNATSサーキット

モータースポーツ科でスポンサーとしてお世話になっている、「SEV」(株式会社ダブリュ・エフ・エヌ)様より、SEV商品の体感会を行っていただきました。

これは毎年授業として行っていただいている体感会で、「SEV」という商品の原理や特性などを、NATSの卒業生でもあるSEVスタッフの吉田様にお願いして説明していただいています。

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まずは教室にてSEVの歴史や原理などについてご説明いただきました。
実はSEVって健康グッズがスタートで、その後自動車用の製品開発が行われてきたんです。その為、まずは自分の体で体感してもらうため、ダンベルを用いて体験いたしました。

そして午後からはNATSサーキットにて、自分の車に取付けしての体感会です。
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吉田様がお乗りのデモカーには多数のSEV商品が取付けられており、それぞれの効果などについても説明していただきました。

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SEVラジエターやSEVボルテージ、SEVダッシュオンなど、様々な商品を取付け・取外しを行い、車両特性の変化を自分の車で体験いたしました。
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半信半疑だった学生達も、効果の違いにビックリ!!是非自分の車に装着したいという学生もおりました。

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株式会社ダブリュ・エフ・エヌの吉田様、お忙しい所楽しい体感会を有難うございました。

2015スーパーフォーミュラ開幕 第1戦鈴鹿サーキット

DSC_00123 全日本選手権スーパーフォーミュラ第一戦(4月18~19日)が鈴鹿サーキットで開幕しました。

ヨーロッパをベースに世界に展開するF1、アメリカ大陸を中心に展開するインディカーと共に、スーパーフォーミュラはアジア太平洋圏で展開するトップフォーミュラとして、世界の三大フォーミュラの一角を形成している国内最高峰のフォーミュラレースです。

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モータースポーツ科の学生3名がメカニック研修として各チーム、またレース企画、運営の研修として日本レースプロモーション(JRP)様に1名参加致しました。

今シーズンから元F-1ドライバー小林可夢偉選手が参戦、また新型SF14マシンの熟成が進み速さと共に、レース本来の醍醐味が増しています。

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決勝レースは予選3、5番手のチームトムスの2台が好スタートし、1-2ポジションを確保、レースをリードします。またポール・ポジションスタートの チーム無限 山本尚貴選手はスタートに出遅れ3位でオープニングラップを迎えました。

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1-2独走のチームトムスは28周目に#1中嶋選手選手、29周目に#2ロッテラー選手、チーム無限 #16山本尚貴選手も同じタイミングでpit inし、給油・タイヤ交換をしましたが、両チーム共に抜群のピット作業を行い、順位は変らないまま終盤へ。DSC_4095最終ラップ、立て続けに悲劇が発生!!チームトムス1-2は変わらずチェカーを受けたましたが、チーム無限 #16山本尚貴選手はエンジンが突然ブロー。後方から白煙が噴出しデグナー手前にクルマを止めリタイヤ。悔しい開幕戦となってしまいました。

DOCOMO DANDELION #41カーティケヤン選手が3位、日本の最高峰レースで、初めて表彰台を獲得しました。早目のピットインで巻き返す作戦を取った#8小林可夢偉選手は、9位に終わっている。

モータースポーツ科へ進級した学生達の初めてのチャレンジ・ピットクルーでしたが、3日間多くの経験と感動をいただきました。

学生達が自らの”夢”を実現するために、スーパーフォーミュラを主催されているJRP様はじめ、多くのレース関係の方々のご協力をいただきました。「ありがとうございました!」

次回は5月のスーパーGTです。