NATS講師が自動車整備調査団として海外へ派遣!パート2

先週、ブログに挙げさせていただいた澤山講師から、レポートの第2弾が届きましたので、ご紹介させていただきます!

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私はペルーの首都リマを拠点に、毎日のように飛行機や車で移動し地方を巡回するハードスケジュールをこなしています。南半球なので今は真夏であり暑さにいささかバテ気味です。太平洋に沈む夕日を見て地球の反対側にいることを思い起こします。

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リマは大都市であり、近代的なビルが立ち並びマクドナルドやケンタッキーFCなどが軒を連ねていますが、地方へ行くとやはりここが発展途上国であることを改めて認識します。地方での主要な交通手段は125cc程度の二輪車及びオート三輪です。ホンダ、ヤマハなどはもちろん人気が高いのですが、安価な中国メーカーの台頭が顕著です。

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雄大なアマゾン川です!

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主な調査対象である全国工業労働訓練機関(SENATI)は、全国に拠点を持つ職業訓練校です。教材の不足、優秀な教員の不足などにより十分な技術教育には程遠い状況ですが、授業を見学して感じたことは学生も教員も真摯に取り組んでいることです。そして、日本の技術者の協力を切に望んでいます。

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この国の適切な発展は、ひいては日本企業の裨益にも通じるはずです。ぜひ多くの日本の自動車整備士が世界に出ていってほしいと思いました。

NATS自動車研究科講師 澤山晃一