独立行政法人 国際協力機構からの要請を受け、自動車研究科の澤山先生が「2015自動車整備案件形成調査団」として、コロンビア、ペルーの自動車整備業界視察のため派遣されました。澤山講師は、青年海外協力隊としてのキャリアも豊富で、NATSでは通常授業の他に、協力隊候補生・技術研修の指導員としても活躍しています。
現地から調査報告が届きましたのでここにご紹介いたします。
現在、コロンビアでの調査も大詰めを迎え、週末を挟み地方都市を巡回し、職業訓練校や整備工場等を視察しました。 国立職業訓練校はSENAと呼ばれ、全国100か所以上の拠点で自動車整備を含む様々な職業訓練を実施しています。
SENAの地方校で目を引いたのは、写真のようなFSAEに似たフォーミュラカーです。最初はブラジルの大会にエントリーしているのかと思い話を聞くと、独自に開催しているイベントがあるようです。
また、民間整備工場を数か所視察しました。基本的な技術力は高いようですが作業は大半がエンジンOH等の故障整備であり、定期点検や車検といった予防整備のための制度作りが急務であると感じました。 明日はペルーへ移動します。時差ぼけは解消しましたが、逆に帰国後に苦労しそうです。それではまた報告します。
NATS自動車研究科:澤山晃一