海外研修5日目は、パガーニ・アウトモビリ ファクトリー&ミュージアム、ランボルギーニ ミュージアムの見学に向かいました。
パガーニは、いわゆるスーパーカーを製造販売しているメーカーです。
ランボルギーニで複合素材部門の主任をしていたオラチオ・パガーニ氏が、軽量で高強度なカーボン製品を導入するために、オートクレーブ装置の購入をランボルギーニに対して2度求めたものの、ランボルギーニは購入をしませんでした。
それならばと、1992年にパガーニ氏は自ら自動車メーカーを設立してオートクレーブ装置を導入。1999年には高度なカーボン成型技術と、独特のデザイン、圧倒的な性能を持ったスーパーカー、ゾンダC12を発表し、瞬く間に有名になりました。
ファクトリー見学では、オートクレーブ装置やカーボン製品の製造のようすなどを解説を交えて見せて頂きました。
続いて、ランボルギーニミュージアムを見学しました。
ここでは、1963年に発表されたランボルギーニ1号車となる350GTから、現在に至るまでの代表的な車両が展示されていました。
近年のカーボンボディを実現するために研究用として製造されたものの、顧客からの熱い要望で販売が決定された「セストエレメント(6番目の元素:つまり炭素のこと)」も展示されており、見ごたえのある内容でした。
その後はボローニャの街へと戻り、市内を案内していただきました。
6日目は、鉄道にて首都ローマへと向かいます。