夏休みも明け、今年の授業も後半戦に入りました。
今回は先日行われた、モータースポーツ科の体感型授業、「モータースポーツとバリアフリー」と「セーフティーマネージメント」について紹介します。
「モータースポーツとバリアフリー」では、ハンディキャップドライバーの勅使河原先生が担当講師となります。
勅使河原先生は過去にバイクレースで転倒、下半身不随になってしまいます。
しかし、レースに対する熱い思いは変わらず、JAF国内A級ライセンスを取得、その後様々なレースに参戦してきました。
そんな勅使河原先生より、日常生活における障壁やレースの経験をもとにした授業を行っていただきました。
また、車いすの体験や、特設コースを設営し、毎年恒例の「車いすGP」も行いました。
実際に車いすを体験してみると、何名か転倒してしまう学生も居て、その難しさを実感しました。
普段意識せずに通過している段差や傾斜などが車いすでは大きな障壁になることを学ぶことが出来、貴重な経験となりました。
勅使河原先生、一日ありがとうございました!
続いて、「セーフティマネージメント」についての紹介です。
「セーフティマネージメント」の授業では、緊急時の応急救護、モータースポーツにおけるレスキュー等について学びます。
救護の手順や注意点を確認し実践します。
応急救護や心肺蘇生、AED使用の練習を行います。
実践してみると、コツが必要だったり、胸骨圧迫では体力が必要だったりと学生たちは様々なことを感じていました。
また、AEDも複数の種類を体験しそれぞれの使用方法を確認しました。
いざという時にも焦らず処置を対処を行うために、真剣な様子で学んでいました。
事故や急病はいつ、どこで、だれが遭遇してしまうかわかりません。
そんな事態に備えて、今回身につけた「モータースポーツとバリアフリー」と「セーフティマネージメント」を忘れないように、また、それぞれが思いやりを持って生活していきたいですね!
7月21日…
スポーツランドSUGOではFormula Beat 第9戦に参戦しましたが、同日、ツーリングカー班はモビリティリゾートもてぎで行われたidlers Games夏の12時間耐久に参戦してきました!
全55台がエントリー、NATSは21台がエントリーするE-2クラスに出場しました。
12時間の長丁場&夏場のレースということもあり、オイルクーラー装着などのアップデートも行いました。
スターティンググリッドは抽選で決定され、50番グリッドから追い上げます。
デビューレースの学生たちでしたが事前に行った練習走行やレーシングシミュレーターを活用したイメージトレーニングにより順調に周回数を重ねていきます。
ドライバーチェンジ、給油などのPIT作業も学校での練習通りに行うことができ、全12スティントをこなします。
学校でのPIT練習の様子↓
途中、セーフティーカーが出る場面などもありましたが、20:00にチェッカー!
結果は、総合27位クラス9位という結果でした。
全214Lap、大きなトラブルなく完走することが出来ました。次戦はさらに上位でフィニッシュできるようにマシンのメンテナンスや改良を行っていきます!!
NATSチャンネルでも後半紹介されているので是非ご覧ください!!
https://youtu.be/x9ohcAU50p8?si=b1kT0F60I_XhGPYL
今年もモータースポーツ科 体感型授業の【タイヤマネージメント】カート実習を行いました。
レースで優勝するためには、タイヤのグリップ力を最大限引き出すことは必須条件!!!
この授業は、レーシングカートを使用してタイヤのエア圧の変化でグリップ力や挙動がどのように変化するのかを体感するのが目的です。
NATSサーキットに特設コースを作り2日間しっかり体感します。
エア圧の調整中・・・
はじめにウォームアップとして0.8kg/cm2で5周
続いて0.9kg/cm2に変更して8周
最後に1.0kg/cm2で8周走ります。
コンマ1の違いで大きく変化!
この差がラップタイムの差に表れたり、挙動の好みが分かれたりと様々なことがわかりました!
タイヤマネージメント、エア圧管理の大切さを体感し、今後のレース活動に生かすことが出来そうです。
モータースポーツ科にはこのような体感型授業がたくさんあります!!
皆さんもモータースポーツ科で一緒に勉強してみませんか!?