〔問題〕騒音計のマイクから等距離にある2つの同じ警音器を同時に作動させた場合、音圧はどう変わるでしょうか?
1. 変わらない
2. 小さくなる
3. 大きくなる
以下解説、解答になります。
〔解説〕同じ音圧を同時に鳴らした場合、音圧は大きくなります。しかし、例えば音圧レベル100dBの音源を2つ同時に鳴らしても、単純に2倍の200dBとはなりません。
同じ音圧レベルの音源の数とdB増加量は以下の関係があります。
同じ音圧レベルの音源の数 2倍・・・3dB増加
同じ音圧レベルの音源の数 4倍・・・6dB増加
同じ音圧レベルの音源の数 10倍・・・10dB増加
よって今回は元の音源の音圧より3dB大きな音圧となります。
〔解答〕3.大きくなる(+3dB)
4月27日のブログで5月11日始業としていましたが、
5/11(月)→5/25(月)へ変更いたします。
今後、状況に合わせて更なる変更となる可能性は充分考えられますので、ホームページ等で適宜ご確認ください。
学生の皆さんは、引き続き不要不急の外出を控え、
感染防止の対策をお願いします。
〔問題〕直径63cmのタイヤを4輪に装着した車両で高速道路を走行中、90㎞/hでステアリングホイールの回転方向にほぼ一定レベルの振動が発生しました。タイヤのアンバランスが原因だとすると、1秒間に何回の振動が発生するでしょうか?
以下解説、解答になります。
〔解説〕時速90km/h時に1秒間でタイヤが何回転するか考えます。
1. まず時速を秒速に直します。
90km/h×1000m÷3600秒=25m/s
2. 次にタイヤ1回転で進む距離を計算します。
0.63m×3.14=1.9782m
3. 1秒間で25m進んでいるときにタイヤが何回転したか計算します。
25m/s÷1.9872m=12.58051.…回転
よってタイヤが原因の振動は、1秒間で約12.6回発生します。
〔解答〕
約12.6回
みなさんこんにちは。
本日は、研究科で学ぶ内容の一部を問題形式で紹介したいと思います。
難しいかもしれませんが挑戦してみてください。
〔問題〕 図に示す「重りとばね」に対して次の二つの変更を行った場合、上下方向の固有振動数は変更前の固有振動数の何倍になるでしょうか?
変更内容
1.ばねを、ばね定数が3倍のものと交換した。
2.重りを、質量が0.48倍のものと交換した。
以下解説、解答になります。
〔解説〕 固有振動数はばねの強さと重りの重さによって変わります。
ばねの強さを強くする・・・固有振動数は増える
重りを軽くする・・・・・・固有振動数は増える
この考えを次の計算式に当てはめて考えます。
√ばねの変化/重さの変化
=√3/0.48
=√6.25
=2.5
ということで固有振動数は2.5倍に増えます。
〔解答〕 2.5倍
みなさんこんにちは。
今回は、1級小型自動車整備士の勉強で使用する教科書を紹介したいと思います。
エンジン電子制御装置
この教科書では、電気回路の基礎から始まり、テスタやオシロスコープおよび外部診断機の活用方法、高度整備技術としてセンサ及びアクチュエータの診断、CAN通信等自動車のエンジンに使用されている電子制御装置について学びます。
シャシ電子制御装置
この教科書では、オートマティック・トランスミッション、電動式パワー・ステアリング、アンチロック・ブレーキ・システム、オート・エア・コンディショナ等の電子制御装置の診断や、振動・騒音の発生に伴う故障探求についても学びます。
自動車新技術
この教科書では、近年採用が多くなっている、ハイブリッド車、CNG自動車、筒内噴射式ガソリン・エンジン、コモンレール式高圧燃料噴射システム、CVT、車両安定制御装置、SRSエアバック等の構造、作動について学びます。
総合診断・環境保全・安全管理
この教科書では、整備士の接客に必要な応酬話法、環境保全に対する取り組み、災害防止等について学びます。
1級自動車整備士コースでは、以上の4冊の教科書を主に授業をおこなっていきます。
いずれの教科書も2級自動車整備士の内容がしっかり理解されていることが前提の内容となっていますので、この休校期間中に整備科での2年間の復習をする時間をつくってもらいたいと思っています。