卒業生メッセージ
自動車業界で活躍するOBから
熱いメッセージが届いています。
一級自動車整備士
株式会社 千葉マツダ
辻 将希さん
自動車研究科・一級自動車整備士コース2018年卒業/千葉県出身
これまで定期点検や車検整備が主な業務でしたが、最近では故障診断や修理などの仕事も徐々に任せていただけるようになりました。これは私の技術が信頼されてきた証ですし、仕事の幅も広がって、やりがいや楽しさも感じていますが、同時に責任感やプレッシャーなども強く感じます。NATSでは4年間通い一級自動車整備士の資格を取得しました。マツダの次世代技術であるスカイアクティブエンジンといった電子制御技術など、学んだこと全てがすぐに実践で役立っています。昨年10月にメーカー主催の「第51回マツダ全国サービス技術大会」へ先輩2名と一緒にチームで出場し、優勝することができました。これは全国のマツダ販社のメカニック日本一を意味するわけで、夢のようですしビックリもしましたが、とても自信に繋がりました。これからもさらに上級の社内検定である“アドバイザーA級”や“エンジニアA級”の資格取得や技術のスキルアップを目指し、尊敬する先輩たちの期待に少しでも応えられるよう努力は惜しみません。
自動車開発エンジニア
日産自動車株式会社
山上 颯太さん
自動車研究科・3D-CAD設計製造コース2023年卒業/長崎県出身
生クルマ好きやレーシングドライバーを目指す友人たちの影響で、知らず知らずの内に私もクルマの虜になっていて、特に『速いクルマ』に魅了されました。NATS進学の決め手も、学生フォーミュラやモータースポーツ活動といった『速いクルマ』に多く触れることができそうだなと迷わず選択したのを覚えています。現在は“技術のニッサン”の根幹でもある開発部門で電動パワートレインに関する研究業務に携わっています。これはエンジンに代わってクルマの動力を生み出すモーターから駆動輪に伝えるまでのシステムで、環境や効率に配慮した電気自動車(EV)専用メカニズムの研究です。世界初の製品ですから前例のない新技術に挑戦していますので、調べることよりも自分で考えて解決しなければならずとても大変です。しかし難しいからこそ一つひとつ課題を超えていく楽しさと喜びがあります。将来はGT-Rのような『速いクルマ』の研究開発に携われたら良いなと思っています。その夢が叶うよう頑張りたいと思います。
技術アジャスター
あいおいニッセイ同和損害調査株式会社
河西 航太朗さん
自動車研究科・マネージメントコース2023年卒業/千葉県出身
在学中はメカニックのような仕事ではなく、自動車の知識を活かした営業職やデスクワークのような仕事に携わってみたいと思っていました。そこでキャリア支援室の先生から「技術アジャスター」という職業を紹介していただきました。アジャスターは保険会社の中で、事故車両の事故原因や損害状況などを写真画像や立ち合いを通して現車確認しながら、調査・検証し保険金額の整合性を図る仕事です。事故状況は一つとして同じというものはありませんので、経験を蓄積していくことがとても大事ですし、誤った判断はトラブルの元ですので強い責任感も持たなければなりません。また限られた時間の中で進めなければならないスピード感も必要ですので、難しく大変な仕事ですが、自分のスキルを活かし、やりがいを持って業務にあたっています。これからはマネージメントコースで身につけたプレゼン力や行動力で、職務を全うすると共に、業界資格の最高峰であるアジャスター2級の取得を目指して精進したいと思います。
レーシングチーム監督
NATSレーシングチーム
豊福 大樹さん
モータースポーツ科2021年卒業/千葉県出身
卒業後もNATSレーシングチームに携わらせていただき、昨年はチームマネージャーとして様々な渉外業務から、スムーズにチーム運営ができるようレースコントローラーとしての役割も担いました。そして今シーズンからはエンジニア兼チーム監督としてスーパー耐久シリーズに参戦します。レースは秒単位での争いなので自分のミスが結果に直結してしまうというプレッシャーが常にありますが、どんな状況でも乗り越えて結果を出せた時は何にも代え難い歓びがあります。NATSモータースポーツ科は学生が主体となってサーキットでの実践をくり返し体験できるので、技術はもちろんですが、あのサーキットの臨場感を身体に覚えこませる事ができるのは大きいです。トラブル時でも雰囲気にのまれず冷静に対応できますからね。2023シリーズは念願のチャンピオンを獲得し、2024シーズンは参戦クラスや車両もステップアップしての挑戦となりますが、学生の皆さんと力を合わせて2年連続のチャンピオン獲得を目指していきたいと思います。
カスタムビルダー
Shakers(カスタムショップ)
鎌塚 貴将さん
カスタマイズ科2013年卒業/群馬県出身
クルマが好きで自動車科のある隣県の高校へ通っていて、卒業後の進路を考えていた時に進路室でNATSパンフレットを見つけました。中でも自分の思い描くクルマを自分たちの手で造ることができるカスタマイズ科にとても興味を持ちました。NATS卒業後はハイエースといったミニバン専門のカスタムショップに就職し、そこで7年間修行させていただいた後、28歳の時に地元に戻り、夢だったカスタムショップを立ち上げました。今いちばんご依頼をいただくのはハイドロリクス・サスペンションやローダウンなどの施工で、車検整備や板金などのお仕事もいただいています。独立当初はいきなりコロナ禍となり、不安でいっぱいでしたが、多くのお客様に支えられ、何とか事業も軌道にのり、今では受注1年半待ちまで成長しました。今後は事業拡大を検討していて、今年から同郷のNATS後輩が入社し、一緒に頑張ってくれる予定です。夢はゼッタイに持った方が良い、その夢を叶えるために努力する原動力になりますからね。