#

卒業生メッセージ

自動車業界で活躍するOBから
熱いメッセージが届いています。

レースメカニック

株式会社ルーキーレーシング

伊藤 柚紀さん
モータースポーツ科2024年卒業/宮城県出身

地元が宮城なので、スポーツランドSUGOへよくレース観戦に連れて行ってもらいました。その時、子供ながらに感じたレーシングカーのデザインや迫力のエンジン音、風を切って走るスピード感など、そのどれもが輝いて見えて、大きくなったらレースの仕事がしたいって思っていました。ですからNATSモータースポーツ科を知った時は本当に夢に一歩近づいた気がしたのを覚えています。現在はルーキーレーシングが参戦している“スーパーGT”と“スーパーフォーミュラ”のレーシングメカニックとしてタイヤ交換を担当したり、ガレージではカウルや足回りなどの車両メンテナンスを行っています。この世界は結果が全てですから、責任も重大ですし、ちょっとしたミスも許されず、本当に緊張の連続です。だからこそ勝った時の喜びや感動もひとしおですし、目標に向かってチーム一丸となる感覚は、この仕事のたまらない魅力だと思います。もっと経験値を積んで先を読む力を身に付け、ぜひチャンピオン獲得に貢献したいです。


カスタムメカニック

有限会社エム・オリドプロジェクト

今井 良さん
カスタマイズ科2021年卒業/千葉県出身

ドリフトやレースに興味があってビデオオプションやユーチューブを見まくっていた頃にレーシングドライバーの織戸選手を知りました。走りはもちろんですが、生き方やファッションといった部分でもカッコよくて憧れていました。その織戸選手が自身のブランドであるエアロやチューニングパーツ装着などを担うメカニックを募集していると知り思わず応募してしまいました。主な業務はお客様からいただいたオーダー通りにクルマをカスタムすることですが、ドレスアップの相談に応じたり、パーツの商品説明なども担当しています。毎日同じことの繰り返しではなく、変化に富んだ仕事が多いので楽しいですし、何よりもクルマ好きのお客様とコミュニケーションが取れて、しかもクルマを通して色々と共感できることが本当に心地良いんです。今は選手としても、尊敬できる社長としても学ぶことが沢山あり、期待に沿えるよう成長していきたいです。またこのショップを通してクルマ好きがもっと増えれば嬉しいなと思っています。


一級自動車整備士

大木自動車株式会社

辻 祐輔さん
自動車研究科・一級自動車整備士コース2019年卒業/千葉県出身

車検整備や故障診断、高難度の修理といった一通りの業務は全てこなせるようになり、現在は副工場長として仕事にあたっています。一緒に働く同僚が年齢層や社歴が近いという事もあって、チームワークがとても良く、最高の環境下で働くことができています。幼い頃から“将来は自動車の仕事がしたい”とずっと思っていたので、NATSでの勉強は楽しかったですし、一級自動車整備士コースでの学びは今でも日頃の仕事に大いに役立っています。輸入車はSST(特別な専用工具)を多く使ったり、配線図が読みづらいといった、慣れるまで難しい部分も多々ありますが、自分の技術力の成長を実感することがあったり、何よりもお客様に喜んでいただけることがこの仕事の醍醐味かなと思います。昨年、メーカー主催の技術コンテストに参加し、全国1200名の中から12名のファイナリストに選ばれ決勝に進むことができました。技術のレベルアップにも繋がりますので、ぜひ次回も参加して優勝してみたい、それが今一番の目標です。


開発エンジニア

ヤマハ発動機株式会社

木村 紡基さん
自動車研究科3D-CAD設計製造コース2023年卒業/東京都出身

就職の面接試験で「エンジンが好き、エンジンに係わる仕事がしたい」とアピールしたことが功を奏したのか、現在はマリンエンジン(船外機など)の先行開発や型式開発といった新製品の開発に携わるプロジェクトに従事しています。クルマやバイクに比べ、マリンのエンジンは設計の自由度が高く、自分の考えを製品に織り込めるチャンスがあるなどとても面白い世界なんです。また通常の開発現場では分業となることが多いのですが、所属の部署では、エンジン試作、実験、航走まで、全ての行程に関わります。やることや覚えることが沢山あるのでちょっと大変なのですが、それ以上にこの仕事は楽しく魅力的で、大いにやりがいを感じています。NATSでは学生フォーミュラの活動を通じて、3D-CADを使った開発現場の流れを一通り体験できたことが、今の業務にそのまま役立っていると思います。これから携わった製品がリリース予定なのでとても楽しみですし、もっと様々な製品にも携わってみたいと思います。


自動車検査員

軽自動車検査協会

宮田 賢志さん
自動車研究科マネージメントコース2024年卒業/千葉県出身

入社後の研修を無事に終え、今は“検査員補”として業務にあたっています。仕事内容としては軽自動車の検査業務や名義変更といった窓口業務の他に、公的機関から依頼のある車両照会業務などです。この仕事をする上で最も大変なところは、審査事務規程を頭に叩き込まなければならない事です。これは軽自動車が道路運送車両法の保安基準に適合するかどうかの審査を行うために決められた法律やルールのようなものです。何百ページにも及ぶ内容を理解して覚えなければならないので、本当に難しいことですが、NATSで習った基礎があるので、抵抗なく覚えることができています。職場はベテランから年齢の近い先輩まで皆とても気さくな方なので、働きやすく色々と助けていただいています。やはり先輩と圧倒的に違うのは経験の差です。仕事の段取りやスピード、受験者とのコミュニケーションまで本当に尊敬できます。早く先輩たちのような“検査員”になれるよう努力して、一人前と言われるようになりたいです。